LT(軽戦車)
・T-100LT(ソ連)
wot界最強の出力重量比48をもち、最高速度・旋回性能・加速性能などあらゆる走行性能がずば抜けて優秀。
更に低車高で高隠蔽、かつ照準拡散が非常に優れているので走り偵察が強力な車輛。
一方でDPMは普通だが低貫通・悪精度の砲で攻撃力に劣り、視界も390mと良くない。
ティア10LTの中では最も扱いやすくセオリー通りのLTムーブができるため、LTツリーを始めるならソ連がオススメ。
・Manticore(イギリス)
上述の100LTより走行性能は劣るが、高隠蔽・低車高・視界400mから繰り出される走り偵察は非常に被弾しづらく、100LTよりも強力といえる。
DPMは断トツで劣悪だが良好な俯角があり、単発390かつ高貫通のAPCRが使えるので、一撃離脱をコツコツ繰り返していれば攻撃でも十分に貢献できる。
ティア10ともなればLTで継続して撃ち続けるのは難しいため、ランダム戦においては一撃火力が高い方が最終的なダメージを叩き出せたりする。
偵察・攻撃双方に強みをもつ車輛であるため、使いこなせた時の脅威度は100LTよりも高い、玄人志向の車輛である。
MT(中戦車)
・Murat(フランス)
390×3で計1170ダメージのオートローダー。
オートローダーでありながら、高精度・優秀な照準拡散・早い照準速度・高弾速・府仰角12°/20°と単発組と比較してもなおトップクラスに優秀な砲の取り回しの良さを誇る。
しかも良好な隠蔽率、Batに迫る優秀な機動力をもち、視界も410mと偵察面も強力。
ただし連射間隔が2.5秒で撃ちきりまで5秒、DPMは普通である。
装填時間20秒台の中量級オートローダーのカテゴリとしては弱みが見つからない完成形と呼べる性能をしており、再販があれば絶対に手に入れておきたい車輛の一つ。
・CS-63(ポーランド)
ティア10で唯一ターボモードを使えるMT。
ターボモード使用時は巡航速度70㎞に達し、要所到達の所要時間では他のMTの追随を許さない。
ターボモードという大きな強みを持ちながらも、良好な隠蔽率、高DPM、及第点の俯角8°をもち、普通のMTとしての戦闘力も十二分に高い。
砲は金弾がAPCRで高弾速と嬉しいが、最大貫通は315なので超重戦車には貫通が安定しにくいのが唯一の懸念点だろうか。
ティア9のCS-59も強力なため、ポーランドMTルートの開発は非常にオススメ。
・FV4003 Centurion Mk.5 AVRE(イギリス)
弾種がHESHしかない異色の破砕砲をもつwotcs界の問題児。
HESHの貫通力が通常185/課金240と全く手加減してないので、紙装甲車輛はもれなくしぬ。
車体はティア8のセンチュリオンなのだが、正面にバカデカいドーザーブレード(空間装甲)があるため、そのドーザー部分に当たった弾は全て無効化される。
100凸の420HEATだろうがE4の375APCRだろうが‘’全て‘’無効化されるのだ。
そのため正面の貫通可能箇所は、砲塔・ドーザー外の車体下部と履帯裏(めちゃ狭い)に限られる。
砲塔は防盾部分が硬いが、キューポラ・おでこ・防盾外垂直部分は金弾を使えば貫通可能である。
ただし面積が広く狙いやすいおでこは平地だとAPの強制跳弾角度であるため、HEATが使えなければ他を狙うしかないのが辛い。
貫通可能箇所はあるもののどれも狭く、じっくり狙わせなければ抜かれないため、AVRE側の反撃が間に合ってしまうのが非常に嫌らしい。
MTとしては多めの2100もあるヘルスと上述のカチカチ装甲、最大1400ダメージの榴弾砲で、5式以上のタフネスと打撃力を前線にお届けできるため、前線破壊マンとして君臨している。
足回りはMTとしては鈍足だが、腐ってもMTなので快速HT並みの足はある。
弱点はドーザーが邪魔で正面俯角1°しか取れない点。
側面はスペック通り10°取れるが、同時に脆弱な側面装甲を晒すことになるのは留意しておこう。
・M60(アメリカ)
あまり強さが浸透してない隠れ強車輛。
なんといっても特に砲が優秀で、268APCR/350HEATというMT中最強の貫通力をもち、かつHEATも含め非常に高弾速。
貫通力が350までくると超重戦車も安定した貫通が見込め、その他通常手出しできないカチカチ箇所の貫通が期待できるようになる。
更にDPM2820、照準速度‘’1.6秒‘’、精度0.33、仰俯角9°/19°とその他性能も超高水準。
足回りも優秀で、最高速60㎞に出力重量比20.53、旋回速度52°/sととても軽快。
更に視界が420mと最高値で偵察でもアドバンテージを取れる。
弱点はアメリカ特有の低隠蔽である。とはいえバフでMT相応の隠蔽率は担保しており、カスタム次第で苦にはならない。
また、快速車輛の宿命か装甲はかなり薄く、車体の耐弾性能には全く期待できない。ただし砲塔は狙いの甘い弾や通常弾ならガンガン弾く硬さはあり、ハルダウン型車輛としては一定の期待値がある。
隠蔽率と装甲以外に圧倒的な強みをもち、ランダム戦においては非常にダメアシを稼ぎやすい強車輛である。
・惜しくも選外となった準環境戦車→M47
HT(重戦車)
・Vz.55(チェコ)
490×2で計980ダメージの珍しいタイプのオートローダー。
連射間隔が2秒なので撃ちきりまで2秒しかかからず、1回の顔出しで安定して980ダメージを叩き出せる。
また、砲塔がめちゃくちゃ硬く、キューポラ以外はほぼ貫通不可能。
良好な8度の俯角から繰り出されるハルダウンは、2秒しか小さめのキューポラを狙う時間がなく鉄壁。
1回の顔出しで反撃も叶わず980ダメージずつ溶かされるのは理不尽でしかない。
足回りも快速HTカテゴリでは上位のスペックがあり、陣地転換も苦ではない。
欠点があるとすれば、最大貫通306というIS-7に迫る低さと2.7秒という長い照準時間、HTとしては低い2100というヘルスだろうか。
ランダム戦において最もダメージを稼ぎやすいHTであり、それは優等基準にも如実にあらわれている。
・Chieftain Mk.6(イギリス)
アプデによって生まれ変わった最強快速HT筆頭。
アプデ内容は装甲強化・最大速度強化・履帯性能強化・貫通力強化・ヘルス増加・視認範囲強化である。(やりすぎ)
単発火力は400と控えめながらもHT中最強のDPM・精度・照準時間・照準拡散を持ち、府仰角10°/20°で取り回しも抜群、弾速良好かつ貫通力もトップクラスな326APCRが使えるという、手数型の砲としては最強の砲性能をもっている。
砲塔は大きめのキューポラが明確な弱点だが、キューポラ以外はカチカチでハルダウンが非常に強力なHTである。
機動力面でも、快速HTの中では中程度の機動力に加えて、もともと最高値の旋回性能が合わさって、移動に全くストレスがない。
弱点は車体正面及び側面がHTにあるまじき薄さで、平地では防御性能に期待できない点、イギリス特有の弾薬庫の脆弱さである。
平地の移動・戦闘は極力避け、強みを押し付ける立ち回りで相手に理不尽を叩きつけよう。
・惜しくも選外となった準環境戦車→WZ-111 Qilin,Obj.260
TD(駆逐戦車)
・SU-152 Taran(ソ連)
全てのTDを下位互換にした環境の破壊者。
全周砲塔で単発950ながら素でDPMが3000超のバ火力砲をもち、それでいて貫通力はソ連伝統の303AP/395HEATである。
また、地味にHEが1200ダメージなので、ミリ削りやハルダウンカウンターにも絶大な威力を発揮する。
TDらしく旋回性能は悪く、走りだしはもっさりするが最高60㎞で走れる足の速さがあり、隠蔽率も同郷のObj.268よりも高く、あのSタンクに次ぐ優秀な値である。
足の速さはGrilleを想像してもらえると分かりやすい。Grilleの立場は…?
全周砲塔で単発950で高DPMで高貫通で高機動力で高隠蔽のTDがあったらそりゃ最強ってわけですよ。
欠点があるとすれば、クソ長照準時間と微妙精度、低弾速でそこだけはストレス。
これもあって拡張パーツ選びはヒジョーに悩ましい。ラマー、カモネットは確定として、換気扇・レンズ・ガンレイetc…
この前再販ありましたが、持ってない人は全員買いましょう。
・T110E4(アメリカ)
単発850の375APCRを旋回砲塔で撃てるというとても有難い車輛。
そして絶対防御の車体上部と防盾、弱点箇所の狭さと不安定さから咄嗟の貫通が困難な魅惑の防御性能を誇る。
…とこの二つの強みに全てが集約された車輛で、これだけで一生飯が食える。
そしてDPMは悪くなくむしろ良好で、機動性も重TDとしては良い方なので非常にバランスがいい。
弱点があるとすればクソ長照準時間と低精度だろう。
旋回砲塔と硬さを活かしてHTに混ざって前線に出る立ち回りがランダム戦に非常に嚙み合っており、そりゃ相手のHTが単発850の375APCRを撃ってきたらダメージ交換的にも弾受け的にもキツイよなって感じ。
通常ツリーの中では最もオススメのルートである。
・Controcarro 3 Minotauro(イタリア)
ハルダウンの神。
あるのかないのか分からんちっこいキューポラ以外マジで抜けない硬すぎる砲塔装甲をもつ。そして俯角は10°。
精度はクソ悪いがその他は実は良好な性能の砲をもち、特筆すべきは金弾のHEATの弾速1256m/sである。APCRかな?
オートローダーとは名ばかりの連射間隔8秒が苦しいが、たまに長めの装填がある単発砲と考えたら案外悪くない。キリンとよく比較されるけど強みが全く違うので気にするな!誇れ。オマエは強い。
足回りは重TDらしく鈍重だが、何故か隠蔽率はTDの中でも良い方である。カモネットを積めば隠蔽型駆逐の立ち回りも可能だが、足がとっても遅いのは忘れずに。
弱点は足の遅さ。活躍機会を増やしたいならパーツでの補助が必須だろう。
パーツ選びは換気扇、けん引、駆動系、カモネット、レンズの中からお好みで。
ミノタウロ対面の鉄則として、ハルダウン中のミノタウロはとにかく無視が大事なのだが、ランダム戦ではバカ正直に撃ち合ってくれる人が多いのでとてもダメージを稼ぎやすい。
ランダム戦の環境に適したイロモノ車輛である。
・惜しくも選外となった準環境戦車→Obj.268 VV,FV4005,Waffentrager auf E100