かんたん車輛レビューシリーズ10本目は、イギリスTier10駆逐戦車のFV4005 Stage IIです!
183mmの大口径から繰り出される一撃は、かつて1,750ダメージを誇り、貫通力が275mmというトンデモ火力のワンパンマンでしたが、今では調整が入り少し火力が大人しくなった分扱いやすくなりました。
それではレビューしていきます。
・攻撃性能
310-300AP/240HESH/92HE 弾速830/830/830 1,150/1,450/1,650ダメージ DPM2,553 総弾数20 照準時間2.6 精度0.37 仰俯角+8/-10
4005の魅力と言えば火力ですが、調整された現在でも通常弾(榴弾除く)火力は全体2位を誇っています。(1位はSturmtiger)
貫通力も最高峰であり、通常弾貫通力は全体2位です。(1位はT114 BAT)
距離減衰も非常に小さく、標準化の恩恵の大きいAP弾ということもあり、数値以上に貫通力は高く感じられます。
ただし金弾がHESHのため、貫通力は通常弾で頭打ちになります。
さすがに他国駆逐戦車と比較すると貫通力の点では劣っているため、重装甲の相手に対しては後述のHE弾を用いる必要も出てくるでしょう。
金弾はHESHで、ダメージは驚異の1,450です。
貫通力も240mmと十分で、HESHとしては全体1位の貫通力です。
使用機会は少ないですが、チャンスの際にしっかり使うことでダメージを底上げできます。
金弾のHESHとは別に、通常のHEも搭載できます。
貫通力は若干高めの92mmで、背面ならば重装甲の相手でも貫通できるチャンスがあります。
ダメージは1,650とHESHよりも高く、非貫通時でも、砲塔天板などの薄めの箇所に命中できれば700程度のダメージが期待できます。
ハルダウンしてほぼ無敵状態になっている相手に対して非常に有効打となるので、味方が攻めあぐねているようなら積極的にHEを撃ってあげると良いです。
HESH命中時よりも100ダメージ以上はダメージが高く出るので、非貫通ダメージ狙いならば積極的に通常HEを撃っていきましょう。
さて、4005は上述の通り3つの弾種にそれぞれ特徴があり、使い分けが非常に重要かつ必須なため、それぞれ後ほど解説していきたいと思います。
照準時間は大口径砲らしく2.6秒と長め、精度も0.37と低めです。
更に照準拡散も劣悪なため、しっかり絞り切らないと命中しないことが多いです。
リロード時間が非常に長く、命中率は戦果に大きく影響しますので、適当に射撃するのは控えたいところです。
俯角は10度と非常に良く、加えて車高が高いので射撃機会は逃しにくいです。
反面仰角は僅か8度しか取れず、俯角よりも狭いです。
少しの傾斜で何もできなくなってしまうため、下り坂と周囲の地形には特段の注意が必要です。
以下弾種の解説です。
【AP弾】
単純な貫通力が最も高く、モジュール吸収にも悩まされないため、主力となる弾種。
正面向き合っての戦闘時にはAP弾を使えば間違いないです。
また、移動中の相手など、相手の側面装甲を撃つ際はAP弾を使いましょう。
【HESH弾】
「HESHの貫通力でも確実に貫通可能でモジュール判定のない装甲かつ、その範囲が十分に広く、確実に命中が期待できる」状況でダメージの底上げのために用いる弾種。
あくまでダメージの底上げのために用いる弾種であって、もし使用して非貫通ダメージになったり、外してしまった場合は利敵行為ということを自覚した方がいいです。
例えばMausやE 100、IS-7の車体下部や砲塔側面といった、そもそも素の装甲が厚い重装甲車輛における弱点や、キューポラや測距儀、車高の低い車輛の車体下部といった小さい弱点に対してHESHを使うのは厳禁です。
そのような箇所にはAP弾を使えば確実にダメージが入りますし、小さな弱点に命中させなければAP弾でも貫通できない相手に対してはHE弾を使ってください。
また、AP弾の項目でも書きましたが、相手の側面を撃つときにはAP弾を使いましょう。
もちろんHESHでも履帯や履帯カバーを避ければ貫通しますし、砲塔側面ならばモジュール判定もないしついつい狙いたくなりますが、4005の照準時間と砲精度でそれをこなすのは安定しません。
欲張らず確実に結果を出す、ということが4005に求められるのです。
【HE弾】
昔のHESH弾最強時代の知識のまま、AP弾とHESH弾しか使っていない人をたまに見かけますが、今は通常のHE弾を使うことも必要です。
非貫通ダメージはHESH弾時と比較して100ダメージ程度高くなります。
この100ダメージの差で相手への圧力が大きく変わりますので、妥協しないことが大切です。
貫通力はたったの92mmしかありませんので、AP弾でも貫通できないカチカチの相手や、ハルダウン・豚飯といったほぼ無敵の防御姿勢を取っている相手、残りHPが1~400程度のミリ残りの相手に対しての使用となります。
特に無敵の防御姿勢を取っている相手に対する有効性は素晴らしく、450~750ダメージ程度の、大口径砲の貫通時ダメージと同等のダメージが期待できます。
これならば相手は僅かでも車体をこちらに見せられず、攻撃不可になりますので、味方の生存性の向上に大きく貢献できます。
各弾種の携行配分のオススメは以下になります。
AP弾 10発
HESH弾 3発
HE弾 7発
・装甲 HP1950
砲塔は驚異の全周14mmで、箱型の見た目からも分かる通りゴミ箱です。
どんなに貫通力の低い榴弾だろうがあらゆる砲弾がこの砲塔に捨てられる上に、タッパもあるのですぐゴミでいっぱいになります。
ゴミ箱の露出は必要最小限に留めましょう。
車体はCenturionのもので、榴弾が貫通しない程度の装甲しかありません。
尤も車体が撃てる状況ならゴミ箱を撃てるはずなので意味はありません。
・偵察性能
視認範囲:390m
駆逐戦車としては良好な値ですが、後述の隠蔽性能が終わってるので自分から偵察しに行くことは不可能です。
ただ、相手の重戦車程度なら先に発見できますので、その点ではありがたいです。
発見可能範囲(静止時):435.52m
超重戦車程度の隠蔽性しかありません。
ただしカモネットや、スキルや食糧、塗装をフル装備にすれば350m台まで向上しますので、静止している分には隠蔽の悪い中戦車程度の隠蔽性はあります。
・走行性能
前後進38/14㎞ 出力重量比18.62 旋回速度30 接地抵抗1.0/1.3/1.9
最高速こそ38kmですが、出力重量比が中戦車並みに高く、接地抵抗も悪くないので、イメージ以上に快速で失速しにくいです。
このスペックならばけん引で更に快速にしたい欲もありますがパーツの枠が厳しいです。
そこそこの車体旋回性能がありますが、砲塔が限定旋回のためスキル:クラッチの名手で更に強化することをオススメします。
・パーツ構成
確定のパーツが3枠。
【新型装填装置(装填速度)】
リロード時間が長いため10%時間短縮の恩恵が大きい。
限界まで手数を増やすことが自分にとっても味方にとっても大きなプラスになるのでこれは外せない。
【新型装填装置(弾種切替)】
弾種の切替えが戦績に直結する本車にとってこの上ない神パーツ。
これは絶対に外せない。
【新型迷彩】
被発見=被弾となる本車にとって、可能な限り発見されないことは射撃機会を増やす上で非常に重要。
もちろん生存性も向上するため、強くオススメします。
その他候補
・けん引システム…出力重量比が良好なので最高速の底上げに。陣地転換がしやすくなるので、攻撃面、生存面両方で旨味がある。
・換気扇…火力を極限まで追求したいなら。ただ装填装置に比べると上昇幅は小さいため、火力に全振りし過ぎるとアンバランスさが懸念。
・総評
一撃の重さと榴弾によるダメージ奪取能力によって、マップや戦況にとらわれない安定した活躍が見込める駆逐戦車。
同じ主砲を持つFV215b 183と比較して、射撃機会の得やすさによる攻撃力が強みであり、砲の特性上、4005の方が確実に強いです。
弾受けできない装甲のため、基本は駆逐戦車らしく後方からの射撃がメインになりますが、市街地マップ等では一撃の重さを活かしてダメージトレードに臨むことも必要です。
とにかく「ダメージを稼ぐこと」が仕事の車輛であるため、敵の進軍を待ちすぎて待ちぼうけにならないことが至上命題です。
かといって前に出すぎて孤立しては何もできない車輛のため、味方の進軍スピードには息を合わせましょう。
特大口径駆逐戦車の中では最も総合力が高く、扱いやすい強車輛です。
評点(10点満点中) 9点




